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羽衣ステーション

イベント情報

2018年08月23日(木)

hpDSC_0144hpDSC_0020hpDSC_0118「てくてくわが町再発見」と題して峰山の名所旧跡を訪ねる催しは、ことしで19回を数えます。峰山町内にある身近な宝物を訪ねることで、町の歴史を知り活性化に役立てようとする取り組み。今回はこまねこまつり実行委員会と共催して、小西山禅定寺と安区にある稲代吉原神社を訪ねました。片道3.5キロのてくてくウオークです。
小西山禅定寺は、丹後ちりめんの始祖・絹屋佐平治さんが、本尊である観音様に二度にわたり断食祈願したことで知られています。丹後ではじめてちりめん織りに成功した佐平治さんは観音様に感謝し、丹後ちりめんの第一号をお寺に寄進しましたが、その貴重な織り初めちりめんを見せていただきました。また、特別に小西山縁起という巻物も見せていただきました。制作は江戸期のものですが、今回はこの縁起よりずっと古く室町時代に作られた縁起(=歴史書)のあったことが紹介されました。「これが残っていたら重文クラスの貴重品なのですが」。今回の案内役、NPO法人の小山元孝さんの弁です。お寺を再興するため各地で勧進(=寄付を募ること)が行われましたから、お寺(当時は真言宗の善城寺)の歴史を紹介する縁起が必要だったのでしょうか。
このあとは徒歩で峰山の街中を目指しました。距離はおよそ3.5キロ。小西川に沿った道を下ります。途中、安区内にある稲代吉原神社に立ち寄り本殿内部を見せていただきました。金刀比羅神社ができる前は、京極の殿様や峰山の商家も篤く信仰したと伝わる社殿は江戸期に建て替えられたもので、木材の組み方や飾り彫刻が見事です。正面にある竜虎の彫り物はよく見られるものですが、虎は実に愛らしい表情をしています。「江戸期の彫り師は虎を見たことがなかった。おそらくは猫をメデルにしたのでしょう」。強いものの代表としての虎ですが、愛嬌たっぷりに参拝者を迎えてくれます。
スタッフを含めると総勢35名となったてくてく一行。市の観光協会からの参加や支援を得て、ストックを手に流行のノルディックスタイルで歩かれる参加者も多くありました。黄色く色づいた田んぼや澄み渡る青空は、実りの秋の一歩手前。田畑には区役でしょうか、地域の皆さんが大勢作業をされていて、てくてくの一向に声を掛けてくれます。「どこから来なったん?」「今日は何しですか?」。地域の人との会話や農村風景を楽しみながら、のどかな「てくてくウオーキング」となりました。

2018年07月22日(日)

こまねこウォーク羽衣ステーションとこまねこまつり実行委員会が共催して、8月19日に「てくてく我が町再発見」が開催されます。こまねこまつり的には第2弾の「こまねこウオーク」行事。もうすぐしたら京丹後市内のエリアに募集チラシが配布されると思いますが、定員は30名としていますので、お早い目にお申し込みください。

今回のてくてくのテーマは、「丹後ちりめんのルーツをさぐる」。マイクロバスで小西山禅定寺を訪ねた後は、徒歩で下り安区の稲代吉原神社に立ち寄ります。歩く行程は約3.5キロ。最終は集合出発場所の金刀比羅神社へ戻ります。参加費は500円ですが、傷害保険の加入費や当日、金刀比羅神社で開催中の「手づくり市お買い物券」も含まれます。お茶などは各自でご準備ください。

集合は午前8時、金刀比羅神社境内へ。午前10時半には全行程を終了する予定です。

2018年03月01日(木)

ことしの「らくざ」は、京都北都信用金庫の旧峰山中央支店で。信金さんのご厚意により会場を使わせていただきます。アーティストは、昭和歌謡をロック調で歌う「THE HOTCHKISS」、軽快なリズムでジャズを奏でる「坂本アキコ&小野重之」の2バンド。会場レイアウトなどは入場してのお楽しみ。カウンターでは簡単な飲食のサービス(有料)もあります。元中央店での大金庫を前にしたライブ。春の息吹を感じながら夕闇迫る街角セッションをお楽しみください。入場は無料。開場は午後6時半から。午後7時きっかりのスタートとなります。rakuza3

カテゴリー:らくざ

2018年01月09日(火)

hpkomanekoお正月から新聞に取り上げていただいた狛猫さんです。記事によると、京都府名誉友好大使16名が金刀比羅神社を訪ね、日本で唯一とも言われる狛猫像を見学し、丹後ちりめんと猫のかかわりを学ばれたとのこと。府の名誉友好大使とは京都市内の大学に通われている留学生の皆さん方。丹後ちりめんとちりめんにまつわる数々の遺物が日本遺産に登録されたことを受け、丹後の伝統産業であるちりめんの歴史を学ぼうと、新年早々大挙して来訪されたようです。                平成28年から「猫」を前に出したイベントが開催されていますが、地域のにぎわいや活性化の一助になるよう、羽衣ステーションも応援しています。

カテゴリー:イベント情報

2017年09月12日(火)

hp20190911_25710 hp20190911_25667 hp20190911_25695 hp20190911_25739 hp20190911_25773こまねこ祭り実行委員会と羽衣ステーションが共催して、「こまねこウオーク」が9月10日の日曜日に行われました。「これまで「てくてくわがまち」と銘打って、峰山町内の名所旧跡を訪ね歩いてきましたが、その流れの中で、今回は狛猫や丹後ちりめんに関連した名所を訪問したものです。20名の募集に対し参加者は34名。秋の強い日差しが照り付ける中、スタッフを加えると50名あまりの「てくてく一行」が、狛猫の金刀比羅神社、ちりめんの吉村商店さん、そして与謝野鉄幹や晶子がくつろいだ桜山荘を訪ね歩きました。案内はボランティアの小山元孝さん(網野町)です。金刀比羅神社では脇坂宮司さんも案内に立っていただき、京極の殿様が奉納された青銅の灯篭などもみせていただきました。また、「こまねこウオーク」のもとになったあ・うんの猫の石像についても詳しく解説していただきました。あ像は鱒留の名工・長谷川松助の作で、大宮町平地に立つ地蔵尊像より一年前に彫られたようです。桜山荘は昭和2年の丹後大震災でも倒壊しなかった数寄屋風の名建築で、京都市内から大工さんを招聘して建てられた由。屋根にはシビが上がっており、これは奈良の唐招提寺などと同形の沓形(くつがた)。びっくりします。広い和室から眺める庭の先には大江山などの峰々、近くには久次岳や小西の来迎山がどっしりと腰を据えています。「周りの樹木が低かったころは、広々とした中郡平野が見渡せ、その中を国鉄の小さな車両が走っていたものでした」。懐かしそうに語る人もありました。

今回は丹後ちりめんに関わりのある施設を訪ねましたが、今でも残る三角屋根はちりめん工場独特のもの。吉村機業さんの工場を外から眺めました。「大きなノコギリの刃に似ていることから、ガンド屋根とも呼ばれていますよ」。小山さんの解説です。「ガンドってなあに?」。「大きな織機を入れるための形じゃない?」。「いえいえ、工場内の空気を入れ替えるのに必要な構造でしょうよ?」。議論百出。どの場所もどの施設も珍しく、また歴史という長い年月を潜り抜けて今日まで維持されてきたもの。詳しい解説に耳を傾けながら、みねやまの街の歩みに思いを馳せたひとときでした。

カテゴリー:てくてくわがまち

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