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羽衣ステーション

こまねこウオークを実施

こまねこウオークを実施

2017年09月12日(火)

hp20190911_25710 hp20190911_25667 hp20190911_25695 hp20190911_25739 hp20190911_25773こまねこ祭り実行委員会と羽衣ステーションが共催して、「こまねこウオーク」が9月10日の日曜日に行われました。「これまで「てくてくわがまち」と銘打って、峰山町内の名所旧跡を訪ね歩いてきましたが、その流れの中で、今回は狛猫や丹後ちりめんに関連した名所を訪問したものです。20名の募集に対し参加者は34名。秋の強い日差しが照り付ける中、スタッフを加えると50名あまりの「てくてく一行」が、狛猫の金刀比羅神社、ちりめんの吉村商店さん、そして与謝野鉄幹や晶子がくつろいだ桜山荘を訪ね歩きました。案内はボランティアの小山元孝さん(網野町)です。金刀比羅神社では脇坂宮司さんも案内に立っていただき、京極の殿様が奉納された青銅の灯篭などもみせていただきました。また、「こまねこウオーク」のもとになったあ・うんの猫の石像についても詳しく解説していただきました。あ像は鱒留の名工・長谷川松助の作で、大宮町平地に立つ地蔵尊像より一年前に彫られたようです。桜山荘は昭和2年の丹後大震災でも倒壊しなかった数寄屋風の名建築で、京都市内から大工さんを招聘して建てられた由。屋根にはシビが上がっており、これは奈良の唐招提寺などと同形の沓形(くつがた)。びっくりします。広い和室から眺める庭の先には大江山などの峰々、近くには久次岳や小西の来迎山がどっしりと腰を据えています。「周りの樹木が低かったころは、広々とした中郡平野が見渡せ、その中を国鉄の小さな車両が走っていたものでした」。懐かしそうに語る人もありました。

今回は丹後ちりめんに関わりのある施設を訪ねましたが、今でも残る三角屋根はちりめん工場独特のもの。吉村機業さんの工場を外から眺めました。「大きなノコギリの刃に似ていることから、ガンド屋根とも呼ばれていますよ」。小山さんの解説です。「ガンドってなあに?」。「大きな織機を入れるための形じゃない?」。「いえいえ、工場内の空気を入れ替えるのに必要な構造でしょうよ?」。議論百出。どの場所もどの施設も珍しく、また歴史という長い年月を潜り抜けて今日まで維持されてきたもの。詳しい解説に耳を傾けながら、みねやまの街の歩みに思いを馳せたひとときでした。

カテゴリー:てくてくわがまち

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